脊柱管狭窄症の説明
当院に来院されている患者さんでは非常に多い症状です
文字のごとく背骨の管が狭くなっている事による神経障害です
この狭くなっているポイントを無理なく少しづつ間を
広くしていく事によって徐々に症状が改善されます
大きな歪みを伴いこの症状が出ている人も多く
20年来この症状に悩まされているという方も改善しております。
あきらめずに前向きにこの症状と向き合い改善させていく必要があります。
生まれつきの場合と後天性のものがある
生まれつきの場合(先天性脊柱管狭窄症)は軟骨無形性症によるものが代表的である。
・小人症の人がなっている、軟骨無形成のものであると体が育たない
・下垂体性のものの場合体は育つのだが小さい
後天性脊柱管狭窄症とは?
変形型の脊柱管狭窄症・・・・男性に多く、どの骨の間にも起こりうる
変性すべり症・・・女性に多い、多くはL4-L5の椎間に起こる
合併方の狭窄症とは?
以下の3つの組み合わせ @先天性脊柱管狭窄症
A変性脊柱管狭窄症
B椎間板ヘルニア
医原性脊柱管狭窄症とは?
医者での手術が原因で脊柱管狭窄症となるもの
その原因となる手術はどこの手術か?
@椎弓切除術
A脊椎後方固定術
これら2つの手術をした結果、脊柱管狭窄症となってしまう
どんな手術をしても2〜3年で骨棘ができてくる、また、下肢のシビレが起こる
外傷後の脊柱管狭窄症とは?
パジェット病・・・欧米人の100人に1人がなっているといわれる
原因不明の骨破壊・骨形成が起こるもの
腰部脊柱管狭窄症の症状は?
間欠爬行(カンケツハコウ)が起こる 間欠性爬行とも言う。
間欠爬行とは?
間欠爬行とはしばらく歩いたりすると足に痛み、しびれ、が出て、歩く事ができなくなりしばらく立ち止まったりしゃがんでいたり休むと、と再び歩行が可能になり、そしてまた、しばらく歩くと足がいたくなり歩けなくなってしまうという症状を繰り返すことをいいます。
ひどくなると50メートルも歩かないうちにこの症状が出てしまいます。
腰部脊柱管狭窄症からの間欠爬行の症状を楽にするには?
体を前屈させるもしくは、しゃがみこむ姿勢が楽になる姿勢である。
重要・・・閉塞性動脈硬化症との、区別をしっかりすることが重要である。
閉塞性動脈硬化症とは?
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Fontaine 1度(もっとも軽症)?
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下肢の冷感や色調の変化
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Fontaine 2度?
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間歇性跛行(かんけつせいはこう) - 数十から数百m歩くと痛みのため歩行継続不可能になる症状。なお、腰部脊柱管狭窄症でもみられるため鑑別が必要。
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Fontaine 3度?
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安静時疼痛
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Fontaine 4度(もっとも重症)?
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下肢の皮膚潰瘍。糖尿病などによる末梢神経障害がない限り、患者は激痛を訴える。
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Fontaine 5度
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下肢の壊死。下肢の温存は不可能であり、切断の適応となる。
その他の症状として、陰萎がある。
馬尾性間欠爬行とは?
自覚症状は?
下肢の痛みシビレ・サドル型麻痺・膀胱直腸障害
両下肢・臀部・会陰部のシビレや灼熱感または、下肢の脱力感
膀胱直腸障害とは? 残尿感・催尿感
注意点としては疼痛(とうつう)があるということである。
多根性の障害が起こると・・・・アキレス腱反射が無くなる
神経性間欠爬行の自覚症状は?
下肢や臀部の疼痛(とうつう)が起こる、多くが片側にのみ起こる
腰部脊柱管狭窄症の中での、神経根障害は自然回復する可能性がある
が、馬尾障害の方は自然回復することはほぼ無い。
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