椎間板ヘルニアのページ
☆ 椎間板ヘルニアとは?
@ 椎間板ヘルニアの自覚症状とは?
椎間板ヘルニアの症状は ⇒ 「腰痛・片側の足の痛み」これが非常に多い
A 椎間板ヘルニアの悪化の原因は?
「運動をする・仕事をする」その姿勢や動きによって悪化する事が多い
ずっと座っていると腰や足が痛くなってくる 歩いたり走ったりすると腰・足が痛くなる又は痺れる
咳やクシャミのたびに腰や足の指先までの痛みが出る ⇒ 「デジュリーヌ徴候」という。
B 椎間板ヘルニアが楽になるには?
「安静にしている」これが一番! ただし、痛みが無い姿勢で安静にするが条件
C 椎間板ヘルニアの経過
多くの場合は「繰り返す」腰痛である、痛みが出たり出なかったり
これを繰り返す事により、また後々に急性発症をする
☆ 椎間板ヘルニアの発症原因は?
@ 加齢に伴う椎間板の退行変性による(以前にスポーツをがんばっていた人がなりやすい)
A 重いものを持った・スポーツの行いすぎなどの体への負荷のため
B 精神的なもの(不安・仰うつ・ストレスなど)
C 日常的な悪い姿勢
☆ 椎間板ヘルニアの好発年齢と発生場所とは?
@ 年齢別 1位20才代 2位30才代 3位40才代 4位10才代 5位50-60才代
A 男女差 男性に多い
B 好発部位 1位L4−L5間 2位L5-S1間 3位 L3-L4間
☆ 椎間板ヘルニアとは、どのような状態のことか?
髄核が線維輪を破る(若い人) 髄核とは? 腰骨と腰骨の間のクッション(繊維輪)の中の核
中高年の場合は、繊維輪自体が椎体(骨)から剥がれる
☆ 椎間板ヘルニアの程度はどのようなものか?
@ 突出ヘルニア・・・・髄核が繊維輪を完全に破っていないもの
A 脱出ヘルニア・・・・髄核が繊維輪又は後縦靭帯を破って脊柱間内へ出たもの
B 遊離脱出ヘルニア・・・・髄核組織が脊柱管内で遊離⇒上方下方へ移動
C 硬膜内脱出ヘルニア・・・・硬膜を破って硬膜内へ(これはかなり痛い!手術になる場合が多い)
●硬膜とは? 脳と脊髄を覆う3層の膜(髄膜、髄膜、meninges)の、一番外にあたるもの
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☆ 椎間板ヘルニアによる神経根圧迫とは?
●椎間板ヘルニアがL3-L4間にできた場合は通常圧迫を受けるのはL4の神経根
●椎間板ヘルニアがL4−L5間にできた場合は通常圧迫を受けるのはL5の神経根
●椎間板ヘルニアがL5−S1間にできた場合は通常圧迫を受けるのはS1の神経根
☆椎間板ヘルニアにおける馬尾神経圧迫症候群
大きなヘルニアが正中背側に発生し、硬膜管内にある馬尾全体を圧迫し
多根性の下肢知覚・運動障害が起こる(下半身のシビレ・痛みの強いもの)
☆ 椎間板ヘルニアの急性発症
● 重いものを持った・転ぶ動作を避けての変な姿勢での急激な体重のかかりなど
・ 通常はひどい痛みが出ているが、1.2日後には痛みが軽くなり
下肢痛(太腿やふくらはぎ・指先)の痛みが増す、
☆セキやくしゃみをする事により悪化する。
(セキやクシャミをする場合は必ず両手を壁や床もしくは
自分の膝など硬いところにあて踏ん張ってからするようにする)
早急に対応が必要な椎間板ヘルニアの症状とは?
@ 両足の重度の知覚・運動障害
A 排尿障害
これら2つが出ている場合はすぐに対応しなければならない
☆ 慢性的な椎間板ヘルニアの症状とは?
● 常に重苦しい痛み
● 同一姿勢の保持による腰の痛み・下肢の痛み
● 臀部痛・下肢痛
● 同じ位置に立っている状態の保持(歩いている方が楽)
もっと詳しく椎間板ヘルニアについて知りたい方は
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